-菊イモ-


菊イモ(菊芋)

菊イモ(菊芋)の効果効能

菊イモ(菊芋)は原産地が北アメリカで、キク科ヒマワリ属の多年草で、塊茎(球根)は食用に適し、果糖の原料にも使われています。

菊イモの有効成分のイヌリンは、糖質や脂肪の吸収を抑えコレステロールを下げる効果があります。また菊イモの果糖は腸内で乳酸菌などの善玉菌のエサになるため、腸を整え便秘を解消します。菊イモは通常の芋類と異なり、デンプンはほとんど含まれていませんので、低カロリー食物です。菊イモに近い植物には、同じキク科のチコリ(チコリー)があります。チコリはヨーロッパ原産で、料理の材料として使用されています。


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菊イモ(菊芋)の糖尿病への効果

菊イモに含まれるイヌリンは食物繊維の一種で、水溶性食物繊維に分類されます。

イヌリンは人の消化酵素で、消化できないため食べても血糖値を上げないうえに、血糖値を正常値に調整する作用があるため、糖尿病の方の治療には有効であると考えられています。

菊イモ(菊芋)によるプレバイオティックス

菊イモの成分イヌリンは先ほど述べたように、人の消化器官では消化されませんが、腸内ではイヌリンオリゴ糖になり、乳酸菌などの善玉菌のエサになります。このように腸内でオリゴ糖などによって、乳酸菌などの善玉菌を増やすことは、「プレバイオティックス」と呼ばれています。

腸内に乳酸菌などの善玉菌を増やすと、腸内環境を整え、便秘を改善し、免疫力を強化してくれます。

菊イモ(菊芋)のコレステロール値を下げる効果

菊イモのイヌリンは、食物繊維ですので、他の食物繊維同様にコレスレロール値を下げる効果があります。摂取されたイヌリンは、消化器官で水分を含み膨張し、腸壁にいる余分なコレルテロールを吸着して、体外に排泄します。イヌリンはこのようにして、コレステロール値を下げてくれるのです。

菊イモ(菊芋)のその他の効果

イヌリンは砂糖や他の炭水化物と比べて、約1/3のカロリーしか含まず、脂肪を比べても約1/8のカロリーしか含みません。さらにカルシウムやマグネシウムの吸収を、促進させます。

このように菊イモのイヌリンは栄養学上、優れていますので、食品に使用されることが近年増えてきています。食品への使用は広範で、砂糖や脂肪、小麦粉の代わりに用いられることもあります。

改善が期待できる症状

糖尿病 肥満 脂質異常症 便秘

菊イモ(菊芋)の有効成分

イヌリン 


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菊イモ(菊芋)の飲み方

生の菊イモを使用する場合、イヌリンは水溶性ですので、調理の時は長時間水にさらさないように、また変質を避けるため、酢やアルコールは料理に使用しないでください。摂取は1日8~15gを目安に、8週間を限度にしてください。

妊娠中や授乳中の女性への安全性のデーターがありませんので、使用は避けてください。また多量に食べると腹部膨満感や胃けいれんを起こしますので、注意して最初は少量から始めてください。


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